どうも、まさとらん(@0310lan)です!
今回はブロックチェーンを活用したアプリケーション(DApps)のなかで、ユニークなアイデアと使っていて楽しいサービスを厳選してみました。
ブロックチェーンのことがよく分からないという方でも、安心して楽しめるサービスやアプリケーションをご紹介致しますので、この機会にぜひ触れてみてください!
■広告収入に頼らないブログ記事を投稿できるサービス!
【 Steemit】
Steemと呼ばれるブロックチェーン上で提供されているブログなどの記事投稿サービスがこの「Steemit」です!
記事の投稿だけでなく、他のユーザーの記事を評価したりコメントするなど何らかのアクションだけでも報酬に影響するので自然と良質な記事が目立つように工夫されています。
また、Steemのブロックチェーン上で独自のアプリを開発できるようにガイドラインも公開されており、JavaScript・Python・Rubyによる丁寧なチュートリアルの解説も公開されています。
※Steemのトランザクションや稼働状況は「SteemExplorer」で確認できます。
Steemitは日本人ユーザーがまだ少ないのですが、より日本向けに最適化された同様の記事投稿サービスとして「ALIS」も紹介しておきます!
■ブロックチェーンで稼働するAirbnb風のサービス!
【 Beenest】
イーサリアムのブロックチェーン上で展開する分散型住宅プラットフォームで、仲介人を排除することで手数料の掛からないシームレスなユーザー体験を提供しているのが「Beenest」です。
Airbnbのような民泊サービスと同様に、泊まりたい場所の近くに登録されているホストを検索して予約やオンライン決済することで成立するように設計されています。
決済には独自通貨のBeeトークンが利用されますが、将来的にはETHでの支払いも可能になるそうです。
いまのところアメリカの一部の都市でのみ展開されていますが、近いうちにエリアの拡大や他の国へシェアを広げると予想されています。
<参考リンク>
■ブロックチェーンの暗号化技術を活用したブラウザ!
【 Metalyfe】
一般的なブラウザはユーザーのブラウジングデータなどの個人情報を収集していますが、「metalyfe」のブラウザではこれらの情報はブロックチェーン上で高度に暗号化されて自分だけのデジタル資産として所有することが可能になります。
これにより資産を収益化できる仕組みも用意されており、独自トークンのLyfe coinを活用したピアツーピアのデータ共有を実現します。
現在、Mac / Windows / Linux向けをダウンロードすることができ、スマホ向けも開発されています。
また、他にもChromiumベースのオープンソースで開発が進められているブラウザもあります。
【 Brave】
不要な広告やコンテンツを排除して快適なパフォーマンスを提供してくれるように設計されており、お気に入りのコンテンツ作成者を独自トークンで支援したり収益を得られる仕組みも用意されています。
<参考リンク>
■LINEが提供する知識共有のためのQ&Aサービス!
【 Wizball】
LINEが独自に開発したブロックチェーンである「LINK Chain」をベースにしたQ&Aサービスがこの「Wizball」です。
LINEアカウントでログインすることで誰でも利用可能で、質問や回答をすることで同プラットフォームで流通している仮想通貨「LINK Point」を報酬として受け取れます。
LINK PointはLINEポイントに交換することでLINE Payの決済などにも使えるようになります。
単純に質問や回答をするだけでなく、SNSにある「いいね」のような「Vote」機能により良い質問や回答には多くのVoteが集まり報酬にも影響していきます。
ちなみに、LINEが提供するLINK Chainをベースにしたサービスは他にも次のようなものがあります。
- 「4CAST」:未来を予測する投票サービス
- 「Pasha」:商品の画像検索&レビューサービス
- 「Tapas」:飲食店のグルメレビュー
- 「STEP」:旅や旅行の想い出共有サービス
いずれのサービスも「Wizball」と同様に、サービスの貢献度に応じてLINK Pointを報酬として受け取れるようになっています。
※2019年2月時点において「Tapas」「STEP」のリリース時期はまだ未定です
※LINK Pointのトランザクションや稼働状況などは「LINK SCAN」で確認できます。
<参考リンク>
■ブロックチェーンで稼働するTwitter風のサービス!
【 Peepeth】
イーサリアムのブロックチェーンをベースにしたSNSで、Twitterのようにつぶやきを投稿したりフォロー&フォロワーの仕組みも用意されています。
基本的な仕組みはTwitterとほとんど同じですが、投稿したらすぐにブロックチェーンに書き込まれるわけではなく、ある程度の投稿をブロックにまとめて書き込む方式が採用されています。
ユニークな点として「投げ銭」が簡単に行える機能が用意されており、金額(ETH)とメッセージを入力して他のユーザーに1タップで送信することが可能です。
また、ブロックチェーンに書き込まれた投稿は勝手に削除や編集ができないうえ、すべてのデータが公開されているので誰でも閲覧可能なことからある程度の抑止力が働くのではないかと期待されています。
ちなみに、オープン化されているデータを活用してサードパーティ製のアプリの開発が活発になるとさらに面白くなりそうです。
<参考リンク>
・「Peepeth」公式サイト
■ゲームを遊ぶだけで仮想通貨が得られるサービス!
【 Aircoins】
位置情報と拡張現実(AR)を組み合わせた「ポケモンGO」のようなアプリをブロックチェーン上で展開しているのが「Aircoins」です。
ポケモンは出てきませんが、代わりにマイナーな仮想通貨が出現するのでこれをタップすると獲得できるというシンプルなシステムになります。
出現する仮想通貨は数十種類あり、ほとんどマイナーな通貨ですがなかにはメジャーな通貨も紛れているので、散歩ついでにスマホをかざしてチェックすると楽しいでしょう。
落ちている仮想通貨はマップからおおよその位置が分かるようになっており、獲得するとしばらくは同じ場所に通貨が出現しなくなるので早い者勝ちということになります。
また、他にもキャラクターをモンスターと戦わせながら装備を強化していける育成ゲームも人気です。
【 My Crypto Heroes】
イーサリアムのブロックチェーンをベースにしたLoom Network上で展開している国産のゲームで、キャラクターや装備などの能力を上げてユーザー同士で売買することも可能です。(なかには非常に高額で取引がされているケースもあります)
PC・スマホで遊べるのが特徴で、スマホの場合はこのゲーム専用のウォレットアプリも提供されているので仮想通貨を持っていなくてもすぐに始められるという特徴があります。
他にも、ポケモンのようなモンスターを育成・バトルできる「Etheremon」や、仮想上の猫を育成できる「CryptoKitties」、リアルタイムなカードバトルゲーム「Nova Blitz」などが人気です。
<参考リンク>
■VR空間に構築された土地の売買を行えるサービス!
【 Decentraland】
イーサリアムのブロックチェーンをベースにした分散型の有限な仮想空間が提供されており、その世界で自分だけの土地を購入できるのが「Decentraland」の特徴です。
購入した土地はスマートコントラクトで管理されるので自分だけのデジタル資産として活用できるうえ、家を建てたりインタラクティブな3Dオブジェクトやゲームなど好きなものをデザインしたりプログラミングして仮想空間にデプロイできます。
ただし、まだほとんどが開発段階のサービスなので、公開されているSDKなどを使って自分でコーディングできる開発者のサポートが必要な状況です。
しかしながら土地の売買は活発にされており、将来的には世界中の人が1つの仮想空間を通じてコミュニケーションやビジネスができるサービスになると予想されています。
<参考リンク>
■動画でプログラミングが学べるpaizaラーニング
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■まとめ
今回は、ブロックチェーンを利用して開発された注目度の高いDAppsを厳選してご紹介してみました!
ブロックチェーン周りはまだまだ開発途上ですが、すでに多くの実用的なサービスが次々と誕生しており、今後も大きな市場になると予想されています。
特に「Decentraland」のようなこれまでにない市場を開拓しているサービスも多く存在しているので、将来的にどのようなサービスが生まれてくるのか想像できない楽しさがあります。
これから試してみようと考えている方も含めて、ぜひ参考にしてみてください!
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