2023年の1年間、ChatGPTやMidjourneyなどの生成AIを使い続けて、得た知見をブログやYouTubeにて情報発信してきました。
僕は生成AIのユーザーでしかありませんが、音楽も映像も画像編集もコーディングもライティングも、どれもこれも生成AIに助けられてきた人間として、生成AIが今年どう進化していくかを予想してみたいと思います。
もうしばらくはChatGPT一強時代が続きそう
2024年も、もうしばらくはChatGPTが飛び抜けて強そうです。GPTがLLMとして優れているだけでなく、ChatGPTのユーザーインターフェースが優秀すぎます。
チャットで喋るだけという手軽さで、様々なプラグインの利用、DALL·E 3による画像生成、画像の解析など、様々なサービスを渡り歩かなくてもChatGPTだけで完結できるのが素晴らしいです。
また、GPTsのおかげでPDFが参照できたりAPIとの連携ができたりと、より強力な使い方もできるようになってきました。
GPT以外のLLM、例えばStableLMはオープンソースなのでこれを使った新サービスが出てくることもあるでしょうし、GoogleのBardもChatGPTのライバル的なサービスなのですが、おそらく「よくわからない人はとりあえずChatGPTを触っておけばOK」という時代が当面続きそうです。
動画生成AIが実用レベルになりそう
2023年の冒頭に動画生成AIサービスを使い始めた頃はあと数年は実用レベルにならないだろうと思っていましたが、そろそろ実用レベルのサービスが出てきてもおかしくありません。
動画生成AIのトップを走っているのはRunwayで、2023年の1年間ずっと見てきましたが着実にアップデートして行っています。Runwayは動画を編集する機能も備わっていますし、Text to Videoの仕上がりもかなり自然です。
頭の中にあるイメージを元にRunwayで作り込んでいくというのは難しいものの、Runwayで出来上がった動画をどうやって活用するかという使い方であれば、アイデア次第では現時点でも十分動画制作に活用できます。
Stable Video Diffusionも気になるところです。画像生成AIのStable Diffusion同様オープンソースなので、Stable Video Diffusionを活用したサービスがいくつも登場して切磋琢磨して欲しいですね。
個人的にはText to Videoではなく、動画制作の作業工数を下げられるようなAIが出てきて欲しいのですが、これはAdobe Premiereなどの動画編集ソフトやそこで使えるプラグインなどに期待したいです。
音楽生成AIはプラグインに組み込まれそう
最近、Suno AIという歌入りの楽曲を作る音楽生成AIが話題になりました。
歌詞を入れるだけでかなりクオリティの高い楽曲が出来上がるのは手軽で良いと思う一方、細かいコントロールが効かないため音楽制作者視点では物足りません。
これまではBGMを欲しがっている映像クリエイター向けの音楽生成AIがほとんどでしたが、そろそろ音楽クリエイター向きの音楽生成AIが登場するのではないかと思っていて、そうなるとDAWソフト内で使えるようにプラグインに生成AIが組み込まれるのではと予想します。
ミックスやマスタリングの作業を手助けしてくれるプラグインであるiZotope NeutronとOzoneにはすでにAIアシスタントの機能が搭載されているので、このような具合に生成AIが搭載されたプラグインがそろそろ出てきてもおかしくないんですよね。
例えば、ギターの弾き語り音源を解析してそこにピッタリとハマるドラムフレーズを生成してくれるAIや、サンプル曲を聴かせたらそこで使われているシンセの音を解析して似たような音色で似たようなフレーズを生成してくれるAIが登場したら即購入します。
Adobe製品の代替が効かない時代が再び
Adobe Creative Cloudは月額6,480円と、サブスクの中でもかなり高額なサービスで、高額であるが故にネット上では他のソフトの置き換えが提案されたりもしてきました。
正直、仕事で使うことを考えるとこれまでも代替が効かないサービスではあったんですが、生成AIが組み込まれることでより一層他のソフトには置き換えられなくなりそうです。
Photoshopの生成機能はこれまでの「コンテンツに応じる」に比べて、より自然に編集することができるようになりましたし、Illustratorはベクターデータを生成できるようになりました。
PhotoshopもIllustratorも、どちらの生成機能もこれまでベータ版だったので商用利用ができませんでしたが、2024年には本格的に仕事で使えるようになります。
画像生成AIでゼロから画像を生み出すことも需要がありますが、撮影した写真の修正に生成AIを活用する方が現在の仕事の現場ではより身近で、より必要とされていることだと思います。
全く違った切り口の生成AIの登場にも期待
生成AIを愛用しているユーザーの一意見でしかないのでこの予想がハズレてしまってもいいんですが、できれば予想をはるかに超えて欲しいですね。
また、これまでにはなかった驚きの生成AIが登場する可能性もあります。むしろ想像もしていない切り口の生成AIが突然現れてくれることに期待しています。
2023年の1年間を振り返ると生成AIの進化がものすごいスピードだったので、2024年がどうなるか楽しみです。
2023年の1年間、ChatGPTやMidjourneyなどの生成AIを使い続けて、得た知見をブログやYouTubeにて情報発信してきました。
僕は生成AIのユーザーでしかありませんが、音楽も映像も画像編集もコーディングもライティングも、どれもこれも生成AIに助けられてきた人間として、生成AIが今年どう進化していくかを予想してみたいと思います。
もうしばらくはChatGPT一強時代が続きそう
2024年も、もうしばらくはChatGPTが飛び抜けて強そうです。GPTがLLMとして優れているだけでなく、ChatGPTのユーザーインターフェースが優秀すぎます。
チャットで喋るだけという手軽さで、様々なプラグインの利用、DALL·E 3による画像生成、画像の解析など、様々なサービスを渡り歩かなくてもChatGPTだけで完結できるのが素晴らしいです。
また、GPTsのおかげでPDFが参照できたりAPIとの連携ができたりと、より強力な使い方もできるようになってきました。
GPT以外のLLM、例えばStableLMはオープンソースなのでこれを使った新サービスが出てくることもあるでしょうし、GoogleのBardもChatGPTのライバル的なサービスなのですが、おそらく「よくわからない人はとりあえずChatGPTを触っておけばOK」という時代が当面続きそうです。
動画生成AIが実用レベルになりそう
2023年の冒頭に動画生成AIサービスを使い始めた頃はあと数年は実用レベルにならないだろうと思っていましたが、そろそろ実用レベルのサービスが出てきてもおかしくありません。
動画生成AIのトップを走っているのはRunwayで、2023年の1年間ずっと見てきましたが着実にアップデートして行っています。Runwayは動画を編集する機能も備わっていますし、Text to Videoの仕上がりもかなり自然です。
頭の中にあるイメージを元にRunwayで作り込んでいくというのは難しいものの、Runwayで出来上がった動画をどうやって活用するかという使い方であれば、アイデア次第では現時点でも十分動画制作に活用できます。
Stable Video Diffusionも気になるところです。画像生成AIのStable Diffusion同様オープンソースなので、Stable Video Diffusionを活用したサービスがいくつも登場して切磋琢磨して欲しいですね。
個人的にはText to Videoではなく、動画制作の作業工数を下げられるようなAIが出てきて欲しいのですが、これはAdobe Premiereなどの動画編集ソフトやそこで使えるプラグインなどに期待したいです。
音楽生成AIはプラグインに組み込まれそう
最近、Suno AIという歌入りの楽曲を作る音楽生成AIが話題になりました。
歌詞を入れるだけでかなりクオリティの高い楽曲が出来上がるのは手軽で良いと思う一方、細かいコントロールが効かないため音楽制作者視点では物足りません。
これまではBGMを欲しがっている映像クリエイター向けの音楽生成AIがほとんどでしたが、そろそろ音楽クリエイター向きの音楽生成AIが登場するのではないかと思っていて、そうなるとDAWソフト内で使えるようにプラグインに生成AIが組み込まれるのではと予想します。
ミックスやマスタリングの作業を手助けしてくれるプラグインであるiZotope NeutronとOzoneにはすでにAIアシスタントの機能が搭載されているので、このような具合に生成AIが搭載されたプラグインがそろそろ出てきてもおかしくないんですよね。
例えば、ギターの弾き語り音源を解析してそこにピッタリとハマるドラムフレーズを生成してくれるAIや、サンプル曲を聴かせたらそこで使われているシンセの音を解析して似たような音色で似たようなフレーズを生成してくれるAIが登場したら即購入します。
Adobe製品の代替が効かない時代が再び
Adobe Creative Cloudは月額6,480円と、サブスクの中でもかなり高額なサービスで、高額であるが故にネット上では他のソフトの置き換えが提案されたりもしてきました。
正直、仕事で使うことを考えるとこれまでも代替が効かないサービスではあったんですが、生成AIが組み込まれることでより一層他のソフトには置き換えられなくなりそうです。
Photoshopの生成機能はこれまでの「コンテンツに応じる」に比べて、より自然に編集することができるようになりましたし、Illustratorはベクターデータを生成できるようになりました。
PhotoshopもIllustratorも、どちらの生成機能もこれまでベータ版だったので商用利用ができませんでしたが、2024年には本格的に仕事で使えるようになります。
画像生成AIでゼロから画像を生み出すことも需要がありますが、撮影した写真の修正に生成AIを活用する方が現在の仕事の現場ではより身近で、より必要とされていることだと思います。
全く違った切り口の生成AIの登場にも期待
生成AIを愛用しているユーザーの一意見でしかないのでこの予想がハズレてしまってもいいんですが、できれば予想をはるかに超えて欲しいですね。
また、これまでにはなかった驚きの生成AIが登場する可能性もあります。むしろ想像もしていない切り口の生成AIが突然現れてくれることに期待しています。
2023年の1年間を振り返ると生成AIの進化がものすごいスピードだったので、2024年がどうなるか楽しみです。
(文:大谷大)
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