家族がそれぞれで撮影した写真をどうやって共有するか。これは誰もが一度は悩む永遠の命題のひとつだと思います。
もし、あなたの家族がみんなiPhoneユーザーなのであれば、私はAppleの「写真」を推奨します。理由は単純で、「共有ライブラリ」が非常に便利だからです。
家族がそれぞれ撮った「家族の写真」は、自動的に「共有ライブラリ」にアップロードされ、家族みんなが閲覧できるようになる。これで家族写真の管理に悩むことがなくなります。
<この記事の著者>
ばんか(bamka) - Tech Team Journal
Web制作会社の会社員(Webディレクター)として働きつつ、個人でブログ/メディアライターとしても活動するパラレルワーカー。
ChatGPT等AIを公私で駆使し、ITツール・ガジェットを用いて人々の生活をより豊かにするための活用術を提供するブログも運営。
【目次】
写真アプリの「共有ライブラリ」とは
Appleの「写真」アプリの機能のひとつで、自分以外の最大5人の人と写真やビデオをシームレスに共有できる機能です。
よく「共有アルバム」と間違われることがありますが、これとはまったく別の機能です。その違いについても後述します。
「共有ライブラリ」の仕組み
ホストとなるユーザーが「共有ライブラリ」を作成し、そこにユーザーを招待します。参加したユーザーは、ライブラリの中身を自由に追加・編集・削除できるようになります。
「共有ライブラリ」に保存される写真・動画は、ホストのユーザーのiCloudストレージを消費します。招待されたユーザーのiCloudストレージに影響はありません。
ホストとなるユーザーのiCloudストレージが大量に消費されるため、有料プランを契約し、容量を増やして利用する必要があります。私も現在2TBのプランを契約しています。
参加ユーザーの写真は自動的に共有ライブラリに入る
「共有ライブラリ」の素晴らしい点は、ライブラリに参加しているユーザーが写っている写真や動画が、自動的にライブラリにアップロードされることです。
そもそも家族写真の管理・運用が続かない大きな理由は、写真の選別とアップロードが手間だからです。
「これは共有しようか?」と悩み、判断して、それらを特定のアルバムに移す。そういう細かな手間が増えた分だけ、面倒だと感じるようになり、継続できなくなってしまいます。
「共有ライブラリ」では、そのような手間が一切掛かりません。あらかじめ設定しておいたユーザーが写真・動画に含まれていれば、iPhoneがそれを自動的に判断し、勝手に共有ライブラリに入れておいてくれます。
また、自動アップロードから漏れてしまった場合でも、iPhoneのほうから「この写真は共有ライブラリに入れておいたほうがいいと思うんだけど、どう?」と提案してくれるので、私がいちいち判断する必要がありません。
プライベートな写真は区別される
写真アプリのメニューから表示するライブラリを切り替えられます。「個人用ライブラリ」「共有ライブラリ」のどちらか一方を閲覧するか、あるいは両方のライブラリを含めて閲覧するかを選択できるようになります。
自分が撮影した写真がすべて「共有ライブラリ」に入るわけではありません。ホストユーザーのプライベートな写真は、自分用のライブラリに入ります。
「共有ライブラリ」に入っている写真や動画は、あとからでも「個人用ライブラリ」に移動させることもできます。
「共有アルバム」との違い
「共有アルバム」も、「複数の人と同じフォルダを共有しあう」という点では似ています。ですが機能や仕様については大きな差があります。特徴的な違いは以下の3つです。
■ 写真や動画の品質
「共有アルバム」にアップロードした写真や動画は、自動的に品質が落とされます。一方「共有ライブラリ」は、オリジナルのデータをアップロードします。
■ アップロードできる容量
「共有アルバム」に、アップロードできる容量の制限はありません。その代わり、一つのアルバムに保存できる枚数は5,000と決まっています。
「共有ライブラリ」は、iCloudストレージを利用します。容量が足りなくなったら、有料のiCloud+に契約して容量を増やします。
■ アップロードの方法
「共有アルバム」では、アルバムに保存したい写真・動画を選択し、手動でアップロードしなければなりません。
「共有ライブラリ」は上述した通り自動化されていて、いちいちアップロードする手間がありません。
手間がかからない最高の管理手法
過去にはGoogleフォトを利用してみたり、「共有アルバム」による管理を試みたりもしました。しかしアップロードや共有に手間がかかり、結局習慣化できませんでした。
その点「共有ライブラリ」は非常に手軽。何かを管理・整理整頓しようなんて考える必要もなく、すべてiPhoneのほうが勝手に判断して進めてくれます。
このシームレスな感じが非常に便利で、もう手放せなくなってしまいました。
これから娘が大きくなり、自分のiPhoneを持つようになって、この「共有ライブラリ」を一緒に育てていく。そんな日が来るのを楽しみにしています。
(文:ばんか(bamka))
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