Photo by Saint Louis University Madrid Campusこんにちは。倉内です。
始まる前は「10連休はさすがに長過ぎるのでは…?」と思っていたGWも一瞬で過ぎ去り日常が戻ってきましたね。(お仕事だった方、本当にお疲れ様です。)
GWの間、前職の知り合いや大学時代の同級生から転職の相談を何件か受けました。元号も変わり、心機一転したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
いろいろ質問される中で「前と今の職場でなんかギャップを感じたことってある?」と聞かれて、仕事内容はもちろんですが文化・習慣の違いがたくさんあって面白いと感じたことを思い出しました。(私は2018年8月にpaiza(ギノ)へ転職してきました。)
そこで今回は「前の職場のあれ、今思えば謎だったな……」という文化や習慣を自分の経験&転職経験のある友人へヒアリングした中から選んでみました。
転職して気づいた前職の謎の文化・習慣10選
OSやOfficeを勝手にアップデートできないので古いまま使い続ける
全社で一斉にと決まっていたため、パッチを当てられないということがよくありました。自称セキュリティに厳しい会社でしたが…。
また、お客さまがとっくにWindows 10にしているのにこちらが古いままで、問い合わせがあっても「同じ事象にならないですね…」ということもありました。
インターネットのフィルタリングが厳しすぎてGitHubはもちろん個人ブログや技術系のフォーラムも見れない
ある程度の制限は仕方ないと思うのですが、開発で詰まって調べてもヒントや答えがありそうなページを表示できず、もどかしい思いをすることが多かったです。
そのため家で検索して紙にメモって会社で見ながらやっていました。
添付ファイルを送ったあとに別のメールにパスワードを書いて送る
散々言われてるやつですが、前職でも実際やっていました。
パスワードのメールを送る前に宛先ミスに気づいたときなど役に立つ場面もありますが、手間がかかる割にはイマイチなやり方ですよね。
またファイル共有サービスが遮断されているかつ1通のメールに添付可能なファイルサイズが小さいため、10分割したファイルを10通分に添付して送って、最後にexe(exeは弾かれるので別の拡張子に変更)で結合してくださいとお客さまにお願いすることもありました…。今思うと嫌がらせに近いな。
開発者よりメールとOfficeしか開かない偉い人のPCのスペックがいい
Eclipseを立ち上げるために他のアプリケーションを全部閉じて、不要なプロセスを殺していたあのころが懐かしいです。
AWSのように多くの企業で使われている技術でも不安視する
どれだけ過去の遺物となっていようとも使い慣れた技術への信頼感がすごかったです。
新しい技術を全面的に信用しろというわけではないですが、採用するためのハードルが高すぎて結局使い古された手法でやり続けていました。
基本的にIEのみ使用可で他のブラウザをインストールできない
IEへ絶大な信頼をおいているのはSIerならではでしょうか。そもそもChromeなどでは社内サイトが見れないor動きませんでした。
コードを書ける人は炎上PJを転々として定まった部署に所属しない
元請のSIerだと社員でコードを書ける人が珍しいため火消し要員になることが多く、「○○さんて今どこの所属なんですか?」と聞くたびに違う答えが返ってきました。
「あー今あそこが燃えてるのか」という指標にもなってました。
プロジェクト炎上の兆しが見えてくると妙に張り切る人が現れる
習慣とは違いますが、プロジェクトが大幅に遅延していたりお客さまからクレームが入ったりすると、「とにかく人を集めて土日出勤前提のスケジュールを引かせる人」(PMではない)が現れてました。
もちろんぐだぐだの状態を取りまとめてくれる人は必要ですが「みんなで一丸となって(残業&休出して)頑張ろう!」っていう空気がちょっとつらかったです。
オフィスでデスクワークなのにつま先が空いた靴を禁止されている
確かにつま先が空いてないほうが安全だとは思いますが…。どうやらメーカー系は工場ルールの名残でこの規則がある会社が結構多いみたいです。
お土産を買ってきた本人じゃなくて若手に配らせる
もはやIT業界と関係ない内容ですが、「○○さんからお土産です~」って言いながら配るの、今思うとほんと謎ですね。プロパーにだけ配るっていう暗黙の了解も嫌でしたし、特に新人のころは協力会社さんかどうか見分けて配るのが難易度高すぎでした。
仕事以外のよく分からないことに時間を取られることが非常に多かったです。
まとめ
新卒で入社した会社にずっといると疑問にすら思わないことでも転職してみると「あれって変だったんだな……」と気づくことが結構あります。
この記事で取り上げたように半分笑い話にできる内容ならいいですが、「基本的に有給は使えなかった」「就業規則が存在しなかった」なんて答えもあったので、そういった場合は真剣に転職を検討してみてもいいかもしれません。
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